「最新のガン検診(PET検診)について」
                   木沢記念病院 医療技術部長 井戸 靖司様

12月6日(火)

 担当:会長エレクト

■会長挨拶

 住みよい都市とは、総合的に統計から見た場合について話したいと思います。
 まず16の社会経済指標を採用し、安心度、利便度、快適度、富裕度、住居水準充実度の観点からランキングを算出しています。
・安心度について
1.病院・一般診療所病床数(人口当たり)
2.介護老人福祉施設・介護老人保健施設設定員数
(65歳以上人口当たり)
3.出生数(15−49歳女性人口当たり)
・利便度について
 4.小売業年間商品販売額(人口当たり)
5.大型小売店店舗面積(人口当たり)
 6.金融機関数(人口当たり)
・快適度について
 7.公共下水道・合併浄化槽普及率
 8.都市公園面積(人口当たり)
 9.転入・転出人口比率
10.新設住宅着工戸数(世帯当たり)
・富裕度について
11.財政力指数
12.地方税収入額(人口当たり) 
13.課税対象所得額(納税者1人当たり)
・住居水準充実度について           
14.住宅延べ床面積(世帯当たり)
15.持ち家世帯比率
16.住宅地地価平均
 評価方法は16指標それぞれについて平均値を50とする偏差値を算出し、その平均を総合評価としている。
 それでは住みよさランキングはどうなっているか、安心度、利便度、快適度、富裕度、住居水準充実度の総合で見ると、中部圏では、1位 愛知県刈谷市、2位 碧南市、3位 日進市であります。首都圏では、1位 東京都渋谷区、2位 千葉県成田市、3位 千葉県浦安市である。近畿圏では、1位 滋賀県栗東市、2位 滋賀県守山市、3位 兵庫県三田市である。
 総合で都市別に順位をつけると、1位は滋賀県栗東市、2位は福井県福井市、3位は千葉県成田市、4位は東京都立川市である。
 中部圏の刈谷市は豊田自動織機が設立されたトヨタ発祥の地で、現在でもトヨタグループ6社の本社が所在するなど財政基盤は堅固である。財政力指数が3位(全国6位)、地方税収額が4位(全国13位)、さらに課税対象所得も3位であることから、富裕度は3位。
 また新設住宅着工戸数が4位。転入・転出比率が9位と人口が増加しているのに加え、公共下水道や都市公園も比較的整備されており、快適度は2位である。それに出生数は1位であるなど安心度も上位である。  それでは中部圏内のなかで岐阜県の都市は、10位 美濃加茂市、12位 岐阜市、16位 大垣市、21位 可児市、24位 多治見市、26位 瑞穂市、27位 各務原市、31位 海津市となっています。(28位、犬山市)


■委員会報告 
◎出席委員会         委員長 杉浦 孝志
     会員58名中 出席者28名 出席率58.33%
◎ニコボックス委員会     委員長 滝戸 康之
 会長、副会長、幹事の皆さん……木沢記念病院 医療技術部長 井戸靖司様、ようこそ関RCにおこしいただきました。本日の卓話「最新のガン検診」についてですが宜しくお願いいたします。
 杉浦孝志さん……木沢記念病院 医療技術部長 井戸靖司様、地域連携部 病診連携室長 渡辺智宏様、富士火災 美濃加茂支店課長 穂積敬一様、本日は大変お忙しい中、関RCへようこそよろしくお願いします。
 酒向薫さん……木沢記念病院 井戸靖司様ようこそお越し下さいました。井戸様は私の義兄にあたり、姉が大変お世話になっています。関市でも成人病予防を中心に住民検診を実施いたしております。なんと言っても「健康が一番」です。本日は、本会議の為、拝聴出来ないのがとても残念ですが、卓話がんばって下さい。

■卓 話「最新のガン検診(PET検診)について」
木沢記念病院 医療技術部長 井戸 靖司様
 最近ペットという言葉を聞かれたことがあると思います。今はペットがん検診がブームとなって全国で展開されています。では、PETと言うのは何でしょう。愛玩用動物と同じスペルではありますが、ポジトロン エミッション トモグラフィー(陽電子断層撮影)の略称で、特殊な放射性物質を人体に注射し、その放射性の集まっている部位を体外から検出します。その特殊な放射性物質というのは、FDG(フッ化デオキシグルコース)と言うブドウ糖で、がんはブドウ糖代謝が盛んであるため、がんの部位に集積します。集積状態を体外のペットカメラで撮影しています。検査時間としては、注射をして40分程度安静にし、20分程度装置のベッドに寝ているだけという非常に簡単な検査です。しかし、普及が遅れているには、FDGという薬は寿命が2時間程度とあまりにも短いため、FDGという薬剤を院内で製造しなくてはならないためです。FDGを製造するには5〜10億円の装置が必要となります。これが普及を遅らせている原因です。
 21世紀になり、がんは日本人の死亡原因のトップとなりました。特に肺がん・乳がん・大腸がん・前立腺がんの増加が目立ちます。今までがん検診として、胃がんはバリウム透視、肺がんはエックス線写真、大腸がんは便鮮血、乳がんは乳房撮影、子宮がんは細胞診と多数を組み合わせで検診してきました。それぞれのがんの発見率は0.1〜0.01%でPETを利用したがん検診はがんの発見率が1%と今までの10〜100倍のがん発見率となっています。この数字がPET検診のブームを引き起こしている原因です。といっても、すべてのがんが発見されるのではなく、不得意な部位もあります。脳腫瘍、肝臓がん、腎臓がん、膀胱・前立腺がん、子宮がん等は不得意です。PETにCT・MRI・血液腫瘍検査を組み合わせて不得意ながんをフォローします。これが当院の総合がん検診です。そして1%以上のがん発見率を維持すると共に、逆説的には高い確率でがんが存在しないことを受診者返答できるものと考えております。

■幹事報告
☆新年互礼会のご案内
 日 時 2006年1月14日(土)午後6時30分
 場 所 だいえい
 会 費 クラブ負担
☆例会終了後「理事、役員会」開催
☆例会変更通知
   ・郡上八幡RC

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