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■ 関ロータリークラブ会長/佐藤 敏則

120万人のロータリアンが目指す崇高な理念は世界平和です、そこには明確な目標と目的がなければ手段と存在意義が成立しません。ひとりひとりが善行を重ねてもその力が及ぶ範囲はささやかなものである、しかし結束すれば地球規模で変化が起こるほどに巨大になると今期のRI会長は言われておられます。彼はその成就のために各クラブが持つ奉仕の力を最大限発揮するために資金と人的支援を、ここ数年どのRI会長も協調事項とされた水 保険・飢餓救済 識字率向上を継続すべきだという結論に達せられました。

特異とするところはRI会長がこの協調事項を検討する過程で毎日避けられるはずの原因にもかかわらず3万人の子供が命を落としているという現実に遭遇したところです。

最初はあまりの残酷な数字を疑ったRI会長も不衛生で劣悪な環境と栄養失調で治療可能なはずの病気を治療の機会がないまま命を奪われていく子供が本当に3万人いるという数字を理解したとき彼はやるべきことがはっきり見えてきたと言われました。識字率向上のまえに不遇な環境に生まれたばかりに生きながらえられない子供たちに光を当てて世界の子供の凄まじい死亡率を低下させることに力を注ぎたいと力強く訴えられました、そしてそのテーマを子供たちの「夢をかたちに」(Make Dreams Real)と決定することを決めたということです。

このテーマはRIのイメージフラッグにあたかも母親が子供を抱いているような形からも伺えます、あり余る愛情と慈しみを注ぐ母の姿とも映り、不遇な出生と運命を嘆き悲しむ母の姿(なすすべもなく死に至る子供を悲しむ姿)とも映るデザインにも反映されています。

又、その色彩は彼の母国である韓国国旗と同じにしたところがRI会長としての責任と使命感を打ち出しているように私は感じました。

しかしながら彼の言う「誰も助けられないから命を落とすということではなく誰も助けないから死んでいく」という言葉を世界中のロータリアンが聞いたときあまりにかけ離れた世界に一個人の力の限界と大きな力の結束の重要性に気付かされるでしょう。

翻って関ロータリークラブはどうでしょうか?お釈迦様は三つの布施行のなかで財施を説かれました、文字どうり金品での施しをいいます、関RCの寄付金の中にはある特定の人達にしか使われていないものはないでしょうか?今期私たちは関ロータリーの奉仕をかたちにしなければなりません。世界中の子供を飢餓から救うのも重要です、しかしなんとか救い生きながらえた子供には次は環境破壊という地球規模の危機が待っていることも見逃せません。また、幾度かの高度成長は子供の心の荒廃と利益主義による企業モラルの低下をもたらしました、最近目にする低年齢化する凄惨な事件とそれを誘発する社会悪はどうでしょうか?関ロータリークラブは次世代の地域の子供を地球温暖化と荒廃した社会の道徳による多くの弊害から守る役割を果たすべきと考えます。私たちは地球市民の前に関市民でもあります。かって子は自然の中で動植物に触れ合いながら生きとし生けるものの不思議と命の大切さと情緒、慈愛を学んだと思います。

関市の子供が穏やかでゆとりのある自然とのかかわりができるような奉仕をかたちにしたいと思っております。


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